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ダイレクトメールの効果的トラッキング「QRコード」「ARコンテンツ」の利用

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ダイレクトメールの効果的トラッキング「QRコード」「ARコンテンツ」の利用

 紙媒体のダイレクトメールは、アナログ的であり、広告・宣伝の手法として除外してしまったという企業もあるのかもしれません。

 

しかし、デジタル中心の時代であり、軽視されがちのダイレクトメールであるからこそ、今注目しなければならないマーケティング手法と言えます。

 

すべての企業が、デジタル媒体に依存しきっているという訳ではなく、小売、飲食、金融、保険……などと言った分野で有効的にダイレクトメール施策が行われていることをご存じでしょうか。

 

ただし、ダイレクトメールをただ闇雲に発送するだけでは、期待通りの効果は発揮できません。

 

ダイレクトメールを発送するとともに、それぞれ企業で注目しなければならないのは、どの程度効果を期待することができたのか、追跡・測定(トラッキング)し、把握することです。

 

今回は、トラッキングとして有効的に活用できる「QRコード」「ARコンテンツ」について解説します。

 

ダイレクトメールを発送しているが、期待通りの結果に至らない……と思っている事業者の方々は、ぜひご一読ください。

そもそもダイレクトメールの効果は期待できるのか

ダイレクトメールの追跡・測定(トラッキング)のことを考える前に、それぞれ企業では、本当にダイレクトメールが信用できるものであるのか確信をもつことが必要です。

現代は情報過多の時代である

私達は、情報過多の時代にいます。そのような時代、ただ情報を提供すれば読んでもらうことができるかと言えば大きな間違いです。そもそも一人の人間が一日に受け入れることができる情報量には限界があります。

ネットやモバイル機器などのIT技術の発達によって、情報は溢れかえるようになりました。昔の時代と比較して、情報は比較対象でないほどの量を抱えています。しかし、人間の情報を受け入れることができる能力は、昔の時代とほとんど変わっている訳ではありません。 

情報が溢れかえっていることは贅沢なことであり、ありがたいことなのかもしれません。
しかし、同時に現代は、情報の取捨選択が行われている時代です。その情報が本人にとって実りのあるものであったとしても、必要ない情報と見た目が同じであれば、気軽に捨てられてしまう可能性もない訳ではありません。 

また、情報は自分自身が削除する行動をしなくても、コンピューターが勝手にしてくれて、まったく目にもとどまらない可能性があります。そんな時代、まずは、目に留まらせるための有効的手段として「ダイレクトメール」施策を考えることができます。

実際に、企業が頑張って施策に取り組んだところで、メールの平均開封率は、10%程度と言われています。しかし、ダイレクトメールは、おおよそ75%の人々が受け取ったダイレクトメールを開封し、その内で20%の人々がその後にネットでリサーチしたり、ショップに出かけたりなどと言ったなんらかの行動を起こしたという調査結果があります。

また、ある脳科学の研究報告によれば、紙メディアの広告を見た場合には、デジタルの広告を見た場合より、記憶に関与する神経回路が活性化したことがわかったということです。 古典的で「どうなの?」と思っている方々もいるかもしれませんが、ダイレクトメールは今の時代でも依然、記憶に留めることができる効果的施策です。


ダイレクトメールを活用する

企業が真剣にダイレクトメールマーケティングと向き合うためには、届るタイミングを把握することはとても大事です。それぞれ企業によって事情は違うでしょうけど、ダイレクトメールはダイレクトメール単体で目的を果たすことができる場合と、そうでない場合があります。

そうでない場合は、企業は、フォローコールなどと併用しダイレクトメール発送を行い、高い販促効果を狙うことがあります。つまり、いつダイレクトメールが届くのか?タイミングを計測し、届きそうなタイミングで直接受取手にアプローチし、次のステップに入ります。

タイミングを正確に知るは出来ませんが、郵便やゆうメールならおおよその送達期日を郵便局が発表しております。また、何度かダイレクトメールを発送していると、レスポンスなどから、おおよその把握が出来ます。

以前は、追跡サービスを売りにしていた、「クロネコDM便」が2024年1月末で廃止されてしまったので、今まで利用していた方々は、

・郵便 ・ゆうメール
・各社相対契約のゆうメール
・民間メール便

など別の方法を検討する必要があります。


ダイレクトメールに「QRコード」「ARコンテンツ」を活用する

単にダイレクトメールを発送するのではなく、事業者の方々は、「QRコード」や「ARコンテンツ」を活用することも検討してみてはいかがでしょうか。

ダイレクトメールのQRコードやARには以下のようなメリットがあります。

・ダイレクトメールを効果的に見せることができる
・もっと知りたいと思っている受取手にアプローチできる
・より詳細な動きを理解できる
・簡単に導入できる


ダイレクトメールを効果的に見せることができる

ダイレクトメールにQRコードを取り入れることで、ダイレクトメールと、QRコード遷移先であるWebサイト両面にいい効果をもたらすことができます。 また、AR機能を使えばリアルとバーチャルが融合した体験が可能となります。

ダイレクトメールに、事業者の方々はできる限りの情報を盛り込みたいと考えていることでしょう。しかし、ダイレクトメールに盛り込める情報には限界があるのも事実です。

たくさん情報を詰め込もうと思えば、冊子を準備したり、パンフレットを準備したりといろいろと大ごとになってしまうでしょう。それだけ手間もコストも掛かることになります。

そこで、悩んでいる事業者の方々は、ぜひともQRコードを有効的に活用してみましょう。QRコードは、まさに、たくさんある情報を受取手に提供することができる最良の手段だと考えることができます。

QRコードを読み込んで自社のLPやWebサイトに訪問してもらうようにすれば、ダイレクトメールは受取手への宣伝をメインにすることができます。 QRコードを使えば、動画の配信も可能となります。

ARでは、YouTubeなどの動画共有サービスを使わなくても、ダイレクトに動画の視聴が可能です。
AR機能+コンテンツを利用すれば、訴求したい、サービスや商品にフォーカスした、CMやバーチャル体験型のダイレクトメールに仕上げる事が可能となります。

また、実際に全部の情報をダイレクトメールに盛り込むことができたとしても、情報量があまりにも多すぎてしまうことで、受取手の読む気持ちを半減させてしまうことがあります。QRコードは、情報をダイレクトメールとWebサイトとに配分することができる最良の方法でもあるのです。

ダイレクトメール自体も、情報を半減させることができれば、例えば画像をもっと取り入れることができ見栄えを良くすることができますし、インパクトのある構成にすることができます。


もっと知りたいと思っている受取手にアプローチできる

また、ダイレクトメールにQRコードを入れて、Webサイトへ受取手を誘導することができれば、商品・サービスについてもっと知りたい!と思っている方々へ容易にアプローチが可能です。

料金プランも当然気になるところです。ただし、ダイレクトメールに料金プランを盛り込めば、情報量が増えてわかりづらくなってしまうでしょう。そこでQRコードを使い、料金プラン、オプションの説明、契約の条件などは、関心をもった受取手だけにWebサイトの方で丁寧に説明をします。

各企業では、Webサイトと真剣に向き合うという意識はお持ちかもしれません。 しかし、実際に本気でWebサイトマーケティングと向き合うためには、Googleなど検索エンジンから流入アップを目指す施策(SEO)に対しての知識など、様々なテクニックが要求されます。そのため、効果をだすにはかなりの時間を要することになるかもしれません。

しかし、ダイレクトメールにQRコードを導入する場合には、とりあえずSEO対策は無視しても、ダイレクトメールから受取手をWebサイトへと容易に導くことができます。

今後、SEO対策の知識も必要になるのかもしれませんが、その前にとりあえずQRコードを導入することで、効果的Webサイト施策をスタートすることができます。

より詳細な動きを理解できる

ダイレクトメールの効果をトラッキングする方法はいろいろありますが、詳細な動きを分析することはなかなか難しいです。ダイレクトメールの効果測定の方法としては、以下のようなものを考えることができます。

・ダイレクトメールにクーポンを添えて、回収済みクーポンの数から測定
・申し込み時でアンケートの採用
・ダイレクトメール施策を行う前、行った後を比較検証する

そのような方法を取り入れることで、測定可能なのは、商材の購入・サービスの申し込み、来店など、ダイレクトメールによるコンバージョンです。

一方でQRコードやARコンテンツを導入すれば、

・受取手がQRコードやARを読み込んだor否か
・受取手がQRコードを読み込み、Webサイト内でどのような行動を行ったか

などを知ることができます。

つまり、QRコードやARコンテンツを導入することで、コンバージョンに至るまでの、受取手の動きをつかむことが可能です。

さらに、Webサイトに遷移すれば、様々なアクセス解析ツールを使用することができ、分析を行うことができます。事業者は、滞在時間あたりをしっかり分析・改善することで、よりダイレクトメール発送の効果を高めることができます。

簡単に導入できる

ダイレクトメールにプラスしてQRコードとなれば、あまり詳しくない方々は相当手間がかかる……と思ってしまうのではないでしょうか。

しかし、ダイレクトメールにQRコードを取り入れることはとても簡単であるため、ダイレクトメール施策を行っている企業の方々は今すぐにでも検討してみるべきでしょう。

サービスによって違いますが、ブラウザ上でURLを入力するだけでOKのサービスも提供されています。

代表的なサービスには、

・QRのススメ
・クルクル manager

などがあります。

ページ先で遷移させたいURLを記入しQRコードを作成、作ったQRコードは印刷に対応したサイズでダウンロードしダイレクトメールに掲載します。


QRコードやAR導入のデメリット

ただし、QRコードやARを導入することでデメリットがない訳ではありません。 

たとえば60代以上の方々がダイレクトメール施策のターゲットなら、QRコードの活用はあまりおすすめではありません。それは中高年になるほど確実にQRコードの利用率が激減するからです。

もしも60代以上を狙った商品・サービスを提供する場合は、ダイレクトメールだけで伝えられるよう冊子、パンフレットを追加するなど工夫するといいでしょう。
但し、昨今はご年配の方でもQRコードの読み込みに慣れている方も増えておりますので、大きな文字で解説を入れると共に、効果測定するのも一手でしょう。

また、QRコードは、Webサイトに遷移させることを目的とする場合、Webサイトを作るノウハウは付き物です。ワードプレスなどを使用して、簡単にサイトを作成することができますが、それでも運営にはそれなりの人的リソースが必要です。全くノウハウがないという事業者は、手っ取り早くスタートさせるためホームページ制作業者など活用することも検討するといいでしょう。

ARは、クラウド型のサービスも多く出回っておりますが、自社で導入するのは意外に障壁があります。その場合、専門の会社へ問い合わせるのがいいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は、効果的ダイレクトメール発送のため、トラッキングの方法について解説しました。

ダイレクトメールのトラッキングの方法には、QRコードやARコンテンツなど様々考えることができます。

ダイレクトメールは、ネット時代になった今も有効的に活用できる施策です。ただし、単に闇雲にダイレクトメールを送ればいいという訳ではありません。いろいろと専門的知識も必要であり、今後勉強もしていただきたいですが、その前にとりあえず「QRコード」「ARコンテンツ」の利用をはじめてみてはいかがでしょうか。



アドレス通商では、QRコード入りダイレクトメールやARコンテンツのご提案が可能です。また、子会社にてCMや動画の撮影も自社内で完備しております。 QRコードDMやARコンテンツDMにご興味がございましたら、是非お問合せ下さい。
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